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段落罫線枠のようなものが表示される時は、[文字列表示範囲枠]の確認を

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Wordを起動すると、段落罫線枠のようなものが表示されるのだけど、との質問を受けました。
a0030830_17291797.png
私もあまり見たことがなく、戸惑ってしまいましたが、検索すると「文字列表示範囲枠」というものだということがわかりました。


【Word2010の文字列表示範囲枠】


なぜ、これまであまり見たことがなかったというと、この「文字列表示範囲枠」というのは、Word2010までは、下のように四隅にある裁ちトンボを結ぶような枠線(文書全体の範囲枠)だったのです。
a0030830_17303684.png

Word2013から、段落ごとに表示されてるようになってしまったようです。
a0030830_17321574.png

【文字列表示範囲枠を非表示にするには】



この枠線を非表示にするには、「Wordのオプション」から設定します。
「ファイル」タブをクリックして「オプション」をクリックします。「Wordのオプション」ダイアログボックスの「詳細設定」カテゴリーを選択して、「構成内容の表示」にある「文字列表示範囲枠を表示する」のチェックボックスをオフにします。(画像はWord2016)
a0030830_17320480.png

質問者の方(Word2013を使用)は、ここで設定したことはないそうですが、時々意図しない設定になることはあります。
Word2016でも、「文字列表示範囲枠」はWord2013と同じく段落ごとに表示されます。
この文字列表示範囲枠は、印刷されることはありません。


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【文書全体の枠線として表示するには】


どうしてもWord2010までのように文書全体の範囲枠を表示したいのであれば、文書を旧拡張子(.doc)で保存するといいです。「名前を付けて保存」ダイアログボックスの「ファイルの種類」から「Word97-2003文書(*.doc)」で保存すると、従来どおりの表示枠になります。



また、拡張子はそのまま(.docx)で文書全体の表示枠として罫線を表示することもできます。


「デザイン」タブの「ページ罫線」をクリックします。(画像はWord2016)
a0030830_17425518.png
「線種とページ罫線と網掛けの設定」ダイアログボックスが表示されます。「ページ罫線」タブの「種類」から「囲む」を選択します。「線の種類」は、「点線」を選択して、「線の太さ」は「0.5pt」を選択します。そして、「オプション」ボタンをクリックします。
a0030830_17473204.png
オプションダイアログボックスでは、「基準」の▼ボタンをクリックして「本文」を選択します。「余白」は上下左右とも「0pt」にします。「OK」ボタンをクリックして閉じます。「線種とページ罫線と網掛けの設定」ダイアログボックスも「OK」ボタンをクリックします。
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下のようになります。ただし、この罫線の場合は、印刷されますので、印刷時には設定をオフにしてください。
a0030830_17524244.png
本文の周りを罫線で囲む方法については、以下の記事でも解説しています。



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